スチールコンテナは各面がそれぞれ分解できるタイプのコンテナです。
溶融亜鉛メッキ処理された鋼板を加工して製造しています。溶融亜鉛メッキなのでサビにつよいという特性があります。
各面を組立分解するタイプなので、シーズン初めやシーズン終わりに組立したり分解したりする作業が必要ですが、分解した状態で運搬すると物流効率が高く効率よく運べるというメリットがあります。
芋・玉ねぎなどの青果物を入れるのによく利用されます。
スチールコンテナは小枠のハンドルを外すと下部が開閉しますので、
ここから内容物を排出します。
各面分解して積み重ねします。組立した状態のまま保管することもできますが、
その場合は組立したままで置けるスペースが必要です。
メッシュコンテナは、丸棒をスポット溶接した面で構成された折畳みコンテナです。一人でも組立/折畳みが可能なのでシーズン前の組立/シーズン後の折畳作業負担の軽減ができます。
折り畳んだ状態で20段積載できるので保管スペースをとりません。
内圧に強く米麦など雑穀類を入れるのに適しています(別途内袋必要)。
最近では米麦だけでなく青果物での利用も広がっていますが、青果物で使用する場合は樹脂ネットを内側に貼って作物を保護します。
メッシュコンテナは前面扉が中折します。
またハンドルを外せば前面扉が写真のように全開放します。
※全開放しない機種もあります。
段積みブラケット(Uレグ)が付いていれば、折り畳んだ状態で20段積み重ねできます。
作業中のアクシデントなどで、コンテナが破損してもセイカン工業の農業用鉄コンテナは修理可能です。
大切にお届けしたコンテナなので修理しながら何年も使っていただきたいと考えています。コンテナが歪んだり、曲がったり破損した場合は、当社に修理依頼頂くことも部品のみ発注してご自分で修理することもできます。
コンテナをご郵送いただければ当社工場で修理を承ります。
実際に破損したコンテナを見て判定しなければ正確なお見積りはできかねますが、各面ごとの修理基本料金がございますのでお気軽にお問い合わせください。
修理はセイカン工業帯広工場にて行います。
修理に使用する主要部品はセイカン帯広工場で在庫を持っています。ご自分で修理、もしくはお近くの鉄工所で修理する場合は、必要部品をご指定いただければ郵送にて部品をお届けいたします。
米麦ならメッシュコンテナ、南瓜ならハーフサイズというように農業用鉄コンテナは農作物によって適した寸法や構造、樹脂ネットがあります。
どんな作物につかうのか、で代替の機種は選定されますので次の一覧を御覧ください。
作物によってよく使用される機種は以下のとおりです。
メッシュコンテナ M-1
スチールコンテナ S-1
メッシュコンテナ M-1
スチールコンテナ S-30
スチールコンテナ S-10
メッシュコンテナ MM-11
スチールコンテナ S-30WL
メッシュコンテナ S-11W
メッシュコンテナ MM-11
メッシュコンテナ MP-1LL
メッシュコンテナ S-11W
メッシュコンテナ MM-11
スチールコンテナ NS-12
スチールコンテナ NS-120W
スチールコンテナ S-11W
メッシュコンテナ MM-11
スチールコンテナ S-11W
コンテナにいれた作物は、自社農場もしくは加工先でコンテナから排出しなければなりません。
もし回転リフトをつかうなら。オプションのフォークガイドを付けなければなりません。
簡易な油圧ダンパーを使うなら、横面から排出できるスチールコンテナのほうがよいかもしれません。
また、収穫機械から直接投入することをお考えなら収穫機械の排出口の高さなども
確認してコンテナを選定しましょう。
コンテナを自社内だけでなく、加工会社や出荷先に物流する場合は、作物や作業体系でコンテナを選択すると、物流効率が悪くコストが高くついてしまう場合がありますので要注意です。
まずは出荷・返送をトラックで運ぶのか、JRコンテナで運ぶのかを予め決めておきましょう。
トラックで運ぶ場合は、荷台に2台抱き合わせ出来るサイズ(W1,700程度)の機種を選ぶと良いでしょう。JRコンテナで運ぶ場合は、5トンの重量制限がありますので作物の重量によっては軽量タイプのコンテナがお薦めです。