鉄コンテナの重量はハーフコンテナでも約80㎏前後、大コンテナだと約120~150㎏前後であり、
段ボールやプラコンよりも重たく、利用にはフォークリフトが前提となります。
農業用鉄コンテナは玉ねぎやキャベツなどの野菜や、米や麦などの穀物を
大量に保管・物流させて合理化を図るための物流容器です。
そのため鉄コンテナの中に入れる大量の作物の”内圧”や、
大量の作物が入った鉄コンテナを段積みした際の”重量”に耐えるための強度が必要となります。
必要強度を確保するため、鉄コンテナは構造材に亜鉛鋼板や丸鋼などの鉄製の材料を使用しているため
1基の重量は上記の通り約60㎏~約150㎏程度となります(機種によりますのでお問合せください)。
大量の作物を一度に収容し段積貯蔵し、輸送するため、プラコンや段ボールなどと比べると
選果作業や荷役作業の軽減や倉庫スペースの有効活用を図ることができますが
それらと比較すると容器の重量が重たいため、
輸送手段によっては重量オーバー・過積載にならないよう注意する必要があります。
契約価格で取引される青果物は、輸送時のコストを低く抑えることが非常に大切ですので、
1台のトラックやJRコンテナで、少しでも多くの青果物を輸送することが重要です。
しかし、輸送する青果物によって、鉄コンテナの重量、鉄コンテナの強度、輸送手段などから
最も適した鉄コンテナを選択しなければなりません。
北海道セイカン工業では、スチールコンテナ、メッシュコンテナそれぞれ多くの仕様の鉄コンテナをラインナップしておりますので
農作物の収穫~貯蔵~輸送の改善をご検討の方は、お気軽にご相談ください。